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「答え言わないで! 今、考えているから!!」2018.03.16 Friday
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JUGEMテーマ:ピアノ教室/音楽教室
「小さなできた」を応援する
川口市、蕨駅東口の
おざきピアノ教室です。
私のレッスンは、
改善して欲しいところは
ズバリ指摘をせず
気づかせるようにしています。
確かに気づくのに
時間はかかるけど
よくありがちな
「先週も言ったよね?」などと
何度も言う事がありませんし、
子ども達にとっても
発見する楽しさがあります。
先日も小1 Sちゃんが
「ここがいつも間違えるんだよね…」
と困った様子でした。
指示ばかりされていると
客観的に自分の演奏を聴くのが
難しいのですが
さすが今の弱点がわかっています。
機械的な練習にはなってないね^ ^
問題の場所はここ。
この曲はト長調です。
曲の最後は
Iの和音(ソ−シーレ)で
終わります。
でも今回は
「シ-レ」しかありません。
そこをSちゃんは
いつものように
ソ-シ-レで弾いてしまうようです。
「どうしてソシレじゃないの?
変えるのめんどくさいんだけど…」
質問がありました。
「ソシレ全部出て来ないことも
あるんだよ。
例えば、
右手がこれ(レ)だったら、
これ(ソシ)
これ(シ)だったら、
これ(ソレ)
これ(ソ)だったら、
これ(シレ)」
この仕組みに気づいて欲しいので
実際、音名は言わずに
いくつか和音を弾きました。
でもちょっと難しかったかな…?
考え込んでいました^^;
ブログをお読みの皆さんは
わかりましたか?
「答え言おうか?」
と尋ねたところ
「言わないで!今考えてるから!」
「んじゃ、もう1回弾くね」
(ジャーン)
「あーわかった!
右の音と左の音を合わせて
Iの和音(ソシレ)なんだ!」
ご名答!!!!
「面白い!」と
楽譜の音だけでなく
色々な組み合わせで弾き
「他の和音だとどうなるかな?」と
色々試しています。
これで
テクニック練習ができました。
Sちゃんは
「練習してる」なんて
思ってないでしょうけど^^;
少し手が慣れたところで
おざき先生
欲張ってしまいました。
「じゃあ、どうして
ここはソシレ全部じゃなくて
減らすんだろうね?」
Sちゃん、
また色々弾き比べています。
「音が少ない方が
軽い感じがする…
あーだから、
ここは高いところで
弾くようになってるんだ!」
素晴らしい!
Sちゃん
発見・実験・検証と次々に
「学び」が起こり
ついには、
作者がその音で表現したいことまで
考える事ができました。
迷いながら弾いていた
オクターブ上で弾くことの
意味もわかり
弾きやすくなったね。
おざきピアノ教室
ozakipiano88@gmail.com
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